この記事のポイント
- 主要各社の電気代を具体的な金額で比較
- 電気代を抑えるエコモードの使い方を解説
- 電気代込みの月額トータルコストを計算

「ウォーターサーバーって電気代が高そう」は誤解です
ウォーターサーバーの導入を迷う理由のひとつに「電気代が高くなりそう」という不安があります。結論から言うと、最新機種の電気代は月300〜700円程度で、思ったより安いケースがほとんどです。
ただし古い機種や省エネ機能のない機種では月1,000〜2,000円かかることもあります。この記事で各社の電気代を正確に比較します。
なぜウォーターサーバーは電気代がかかるのか
ウォーターサーバーは冷水(5〜10℃)と温水(80〜90℃)を常時維持するため、24時間稼働しています。この「常時稼働」が電気代の主な原因です。
一方で最新機種にはエコモード・スリープ機能・光センサーなどが搭載されており、使わない時間帯は自動で消費電力を下げる仕組みが充実しています。
主要各社の電気代比較
| サービス名 | タイプ | 月額電気代の目安 | 年間電気代 |
| エブリィフレシャス | 浄水型 | 約500円 | 約6,000円 |
| Locca(ロッカ) | 浄水型 | 約400〜500円 | 約5,000〜6,000円 |
| プレミアムウォーター(smartプラスNext) | 宅配型 | 約500〜600円 | 約6,000〜7,200円 |
| コスモウォーター(smartプラス) | 宅配型 | 約500円 | 約6,000円 |
| アクアクララ | 宅配型 | 約600〜800円 | 約7,200〜9,600円 |
【参考】電気代は使用環境・設定温度・エコモードの有無により変動します。上記は目安として参考にしてください。
電気代を抑える3つの方法
方法① エコモードを活用する
多くの機種にはエコモードが搭載されており、冷水・温水の維持温度を下げて消費電力を抑えます。常にエコモードをオンにしておくだけで電気代を20〜30%削減できる機種もあります。
方法② 夜間はスリープ・省エネモードに設定する
就寝中や長時間外出する場合はスリープモードに設定しましょう。深夜0時〜6時の6時間スリープにするだけで、月50〜100円程度の節約になります。
方法③ 設置場所を工夫する
直射日光が当たる場所・エアコンの風が直接当たる場所はサーバーの冷却に余計なエネルギーがかかります。室温が安定した場所に設置することで電気代を抑えられます。
電気代込みのトータルコスト比較
額料金に電気代を加えた実際の負担額を計算します。
| サービス名 | 月額料金 | 電気代 | 月額トータル | 年間トータル |
| エブリィフレシャス | 2,750円 | 500円 | 3,250円 | 39,000円 |
| Locca(ロッカ) | 2,580円 | 450円 | 3,030円 | 36,360円 |
| プレミアムウォーター(24L/月) | 4,000円 | 550円 | 4,550円 | 54,600円 |
| コスモウォーター(24L/月) | 3,900円 | 500円 | 4,400円 | 52,800円 |
浄水型は定額制のため電気代込みでも月3,000〜3,500円程度に収まります。宅配型は消費量が増えるほど水代が加算されるため、大量消費する家庭ほど浄水型とのコスト差が開きます。
ウォーターサーバーの電気代はエアコンと比べると

参考として他の家電の月額電気代と比較します。
| 家電 | 月額電気代の目安 |
| ウォーターサーバー(最新機種) | 300〜700円 |
| 冷蔵庫(200L級) | 300〜500円 |
| エアコン(6畳用・1日8時間使用) | 2,000〜4,000円 |
| 電気ケトル(1日5回使用) | 100〜200円 |
最新のウォーターサーバーは冷蔵庫とほぼ同等の電気代です。「電気代が高い」というイメージは古い機種のもので、現在の機種は大幅に改善されています。
ウォーターサーバーの電気代を自分で計算する方法
「公式サイトの電気代目安は本当に正しいの?」と疑問に思う方のために、自分で計算する方法を解説します。

計算式
消費電力(W)÷ 1,000 × 24時間 × 30日 × 電気料金単価(円/kWh)= 月額電気代
2024年時点の全国平均電気料金単価は約31円/kWhです。この数値で計算すると以下のようになります。
| 消費電力 | 計算式 | 月額電気代 |
| 20W(省エネ機種) | 0.020 × 24 × 30 × 31円 | 約446円 |
| 30W(標準機種) | 0.030 × 24 × 30 × 31円 | 約669円 |
| 40W(旧機種・非省エネ) | 0.040 × 24 × 30 × 31円 | 約893円 |
| 55W(古い機種) | 0.055 × 24 × 30 × 31円 | 約1,228円 |
各社エコモードの具体的な設定方法
エコモードを活用するだけで電気代を20〜30%削減できる機種があります。各社の設定方法を確認してください。
エブリィフレシャスのエコモード設定
- 本体正面のパネルを確認する
- 「ECO」ボタンまたは「節電」ボタンを長押し(約3秒)
- ランプが点灯すればエコモードON
- エコモード中は温水温度が約75℃に下がる(ミルク作り時は解除推奨)
⚠️ 注意:エコモード中は温水温度が下がります。赤ちゃんのミルク作り前は必ず解除してください。
プレミアムウォーター(smartプラスNext)のエコモード設定
- 本体の操作パネルで「ECOモード」を選択
- 夜間(設定した時間帯)に自動でスリープ状態になる
- 光センサー搭載機種は部屋が暗くなると自動でエコモードに切り替わる
- 節電効果:通常モード比で約30%削減
Locca(ロッカ)の省エネ設定
- アプリまたは本体パネルから「省エネモード」を選択
- 使用時間帯を設定することで不要な時間帯の電力消費を抑える
- 月額定額のため電気代節約よりも快適性に合わせた設定がおすすめ
コスモウォーターの省エネ設定
- 本体の「SLEEP」ボタンを押すとスリープモードに切り替わる
- 就寝前に設定し、起床時に解除する使い方が一般的
- スリープ中は冷水・温水ともに保温を停止
季節によって電気代は変わる?
ウォーターサーバーの電気代は季節によって変動します。夏と冬で月100〜200円程度の差が生じる場合があります。
| 季節 | 電気代への影響 | 理由 |
| 春・秋(室温20℃前後) | 最も安い(基準値) | 冷却・加熱の負荷が少ない |
| 夏(室温30℃以上) | 冷水維持コストが増加 | 外気温が高く冷却に電力が必要 |
| 冬(室温10℃以下) | 温水維持コストが増加 | 外気温が低く保温に電力が必要 |
ただし季節変動による差は月100〜200円程度のため、設置場所の工夫(直射日光・エアコンの風を避ける)で十分カバーできます。
「電気代が高い」と感じたときのチェックリスト
ウォーターサーバーを導入してから電気代が上がったと感じた場合、以下を順番に確認してください。
| チェック項目 | 対処法 |
| エコモードがオフになっていないか | エコモードをオンにする |
| 直射日光が当たる場所に置いていないか | 日陰・室温が安定した場所に移動する |
| エアコンの風が直接当たっていないか | サーバーをエアコンの風が当たらない位置へ |
| 使用していない時間帯もフル稼働していないか | スリープ・タイマー機能を設定する |
| 本体が古い機種(5年以上)ではないか | 新機種への乗り換えを検討する |
| 設定温度が高くなっていないか | 温水温度を80℃→75℃に下げる |
💡 目安:上記を全て実施しても月700円を超える場合は、機種自体の消費電力が高い可能性があります。省エネ機種への乗り換えを検討してください。
浄水型と宅配型、電気代に差はある?
実は浄水型と宅配型で電気代に大きな差はありません。どちらも冷水・温水を維持する仕組みは同じです。ただし以下の点で違いが生まれることがあります。
| 項目 | 浄水型 | 宅配型(ボトル型) |
| 冷水の仕組み | 水道水を常時冷却 | ボトルの水を冷却 |
| 電気代目安 | 月400〜600円 | 月400〜700円 |
| 省エネ性能 | 最新機種は同等 | 最新機種は同等 |
| 電気代以外のコスト差 | 水道代(微小) | ボトル代・配送料 |
電気代だけで選ぶ必要はなく、水質・コスト・利便性の総合で判断するのが正解です。
よくある質問(Q&A)
Q. ウォーターサーバーをつけっぱなしにすると電気代はいくら?
A. 24時間365日つけっぱなしで月300〜700円程度です。電気代を節約するためにこまめにオフにする方もいますが、再加熱・再冷却のコストがかかるため逆効果になる場合があります。基本的にはつけっぱなしでエコモードを活用する方が電気代を抑えられます。
Q. 外出中・旅行中はコンセントを抜いた方がいいですか?
A. 1週間以上家を空ける場合はコンセントを抜いても構いません。ただし帰宅後は再冷却・再加熱に時間がかかります(1〜2時間程度)。数日程度の外出ならスリープモードに設定しておく方が再起動の手間がなく便利です。
Q. 電気代が月1,000円を超えています。おかしいですか?
A. 古い機種(5年以上前の製品)や省エネ機能がない機種では月1,000〜2,000円になることがあります。現在の最新機種は月300〜700円程度なので、乗り換えることで年間3,600〜15,600円の節約になる可能性があります。
Q. 二台置くと電気代は二倍になりますか?
A. 基本的には二倍になります。二台設置するケースは稀ですが、一台で冷水・温水両方まかなえる機種を選ぶ方が電気代・スペースともに効率的です。
Q. 電気代を最も抑えられる機種はどれですか?
A. 現在市販されている機種の中ではLocca(ロッカ)とエブリィフレシャスが月400〜500円程度と省エネ性能が高いです。ただし電気代だけで選ぶよりも、月額トータルコスト(水代+電気代)で比較することをおすすめします。
Q. ウォーターサーバーの電気代は経費になりますか?
A. 在宅ワークで業務用として使用している場合、使用割合に応じて経費計上できる可能性があります。ただし個人の状況によって異なるため、詳細は税理士または確定申告の窓口にご確認ください。
Q. エコモードにすると水の味は変わりますか?
A. 冷水の温度が若干上がる(通常5℃→8〜10℃程度)ため、冷たさを強く好む方は少し物足りなく感じる場合があります。温水は70〜75℃程度に下がります。水質・味そのものへの影響はありません。
電気代を抑えながらウォーターサーバーを使うためのポイントまとめ
- エコモード・スリープ機能は常時活用する
- 直射日光・エアコンの風が当たる場所への設置を避ける
- 古い機種(5年以上)は省エネ性能が低いため乗り換えを検討する
- 電気代単体ではなく、月額トータルコストで比較する
- 赤ちゃんのミルク作り前はエコモードを解除して70℃以上を確保する
電気代が月300〜700円程度であれば、ウォーターサーバーの利便性・水質・時短効果を考えると十分元が取れる範囲です。コスト重視の方はエブリィフレシャスまたはLoccaを、水質重視の方はプレミアムウォーターを選ぶと後悔が少ないでしょう。

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